抗かび性試験【JIS L 1921】の詳細な試験情報を公開しました

シリーズで公開している情報発信のコンテンツ「試験の詳細情報」で、本日新たに1規格の試験についてアップしました。今回は【JIS L 1921 繊維製品の抗かび性試験方法及び抗かび効果】についてです。糸・織編物・不織布などの繊維製品を対象とした抗かび効果を評価する試験方法で、SEKマーク取得の際のデータとして活用いただけます。試験の目的や試験方法、Q&Aについて概略をまとめた簡易版と、冊子としてまとめた詳細版の2種類をダウンロードすることができます。ご紹介した試験についてご不明な点がありましたら、バイオケミカルグループまたはお近くの事業所までお問い合わせください。
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軟質発泡材料の抗菌試験【JIS K 6400-9】について詳細な試験情報を公開しました

シリーズで公開している情報発信のコンテンツ「試験の詳細情報」では、本日新たに1規格の試験についてウェブアップしました。今回は【JIS K 6400-9軟質発泡材料:抗菌効果の求め方】についてです。キッチン用スポンジやマットレス等に使用される軟質発泡材料を対象とした抗菌効果を評価する試験方法です。試験の目的や試験方法、Q&Aについて概略をまとめた簡易版と、冊子としてまとめた詳細版の2種類をダウンロードすることができます。ご紹介した試験について、ご不明な点がありましたら、バイオケミカルグループまたはお近くの事業所までお問い合わせください。
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光触媒消臭性試験及びウエットワイパー類の除菌性能試験の詳細な試験情報を公開しました

シリーズで公開している情報発信のコンテンツ「試験の詳細情報」として、本日新たに2種類の試験についてアップしました。今回は【光触媒消臭性試験】および【ウエットワイパー類の除菌性能試験】についてです。光触媒とは、「光」が当たることにより表面に酸化還元反応が起こり、さまざまな機能を発揮する材料のことです。その機能の一つとして消臭効果があり、ガスを分解することで消臭効果を発揮します。また、身近な衛生製品であるウエットティッシュや紙おしぼりの中には除菌を標榜するものが多くあります。これらの製品は、一般社団法人日本衛生材料工業連合会および日本清浄紙綿類工業会が定めるウエットワイパー類の除菌性能試験方法により除菌性能を評価します。両試験につきまして、ご不明な点がありましたら、バイオケミカルグループまたはお近くのニッセンケン事業所までお問い合わせください。
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消臭試験の詳細な試験情報を公開しました

シリーズで公開している情報発信のコンテンツ「試験の詳細情報」で、本日新たに2種類の試験についてアップしました。今回は【消臭性試験】および【経血臭・オリモノ臭の消臭試験】についてです。消臭試験は繊維製品を対象とした消臭効果を評価する試験方法で、SEKマーク取得の際のデータとして活用いただけます。また、経血臭・オリモノ臭の消臭試験は、大和化学工業株式会社様と共同で開発した試験方法となります。昨今、フェムテック(Femtech=Female Technology))と呼ばれる分野がクローズアップされており、その中で “経血やオリモノのにおいが気になる”との女性の声に着目し、開発いたしました。試験の目的や試験方法、Q&Aについて概略をまとめた簡易版と、冊子としてまとめた詳細版の2種類をダウンロードすることができます。ご紹介した試験について、ご不明な点がありましたら、バイオケミカルグループまたはお近くの事業所までお問い合わせください。
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抗ウイルス性試験 【JIS L 1922】【ISO 21702】の詳細な試験情報を公開しました

シリーズで公開している情報発信のコンテンツ「試験の詳細情報」で、本日新たに2規格をアップしました。今回は【JIS L 1922-繊維製品の抗ウイルス性試験方法】および【ISO 21702-プラスチック及びその他の非多孔質表面の抗ウイルス活性の測定】についてです。JIS L 1922は繊維製品の抗ウイルス効果を評価する試験方法で、SEKマーク取得の際のデータとして活用いただけます。また、ISO 21702はプラスチック製品・金属製品・セラミックス製品等の抗菌効果を評価する試験方法で、SIAAマーク取得の際のデータとして活用いただけます。試験の目的や試験方法、Q&Aについて概略をまとめた簡易版と、冊子としてまとめた詳細版の2種類をダウンロードすることができます。ご紹介した試験について、ご不明な点がありましたら、バイオケミカルグループまたはお近くの事業所までお問い合わせください。
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抗アレル性試験 【ISO 4333】の詳細な試験情報を公開しました

シリーズで公開している情報発信のコンテンツ「試験の詳細情報」で、本日新たに1規格をアップしました。今回は本年9月1日に受注を開始した【ISO 4333】についてです。ISO 4333は繊維製品上における花粉やダニなどに由来するタンパク質の減少度を測定する試験となります。試験の目的や試験方法、Q&Aについて概略をまとめた簡易版と、冊子としてまとめた詳細版の2種類をダウンロードすることができます。ご紹介した試験について、ご不明な点がありましたら、バイオケミカルグループまたはお近くの事業所までお問い合わせください。
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抗菌性試験 【JIS L 1902】【JIS Z 2801】の詳細な試験情報を公開しました

バイオケミカルグループが主管している生物試験について、詳細な情報を発信する新コンテンツを開設しました。
試験の目的や試験方法、基準値、証明書の見方等についてPDF形式の冊子をダウンロードできます。今回は【JIS L 1902 繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果】並びに【JIS Z 2801 抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果】の2規格についてです。JIS L 1902は繊維製品の抗菌機能を確認する試験としてSEKマーク認証取得の際のデータとして活用できます。またJIS Z 2801はプラスチック製品・金属製品・セラミックス製品等を対象にSIAAマーク認証取得の際のデータとして活用できます。
シリーズで随時情報発信をいたしますので、ご期待ください!
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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス性能 評価試験を開始 / 繊維製品 プラスチック 液剤など 幅広く対応

 衣食住に関わる生活用品等の第三者評価を行う一般財団法人ニッセンケン品質評価センターは、2022年4月20日より新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス性能の評価試験を開始いたしましたので、お知らせいたします。

 2019年末より世界中で猛威を振るってきた新型コロナウイルスは、新たな変異株への移行を繰り返しています。今年1月にはWHO(世界保健機構)が「パンデミックの終息にはほど遠い」とする声明を発表し、現在も感染の広がりが続いています。

 この間、市場には『抗ウイルス性』を謳う数多くの製品が供給されてきましたが、評価の対象は主にインフルエンザウイルスやネコカリシウイルス等で、試験の際に取扱い上の危険がある新型コロナウイルスは、よりレベルの高い設備が必要となることから、評価ができる試験機関が限られている状況でした。

 この度、ニッセンケンでは医学系大学と連携し、新型コロナウイルスを特定しての抗ウイルス性を評価する試験が可能となりました。

 評価方法は現在主流となっている、繊維製品の【JIS L1922】【ISO 18184】、プラスチックなど非多孔質製品の【ISO 21702】に基づいた抗ウイルス試験規格に加えて、液剤での評価も可能です。

 新型コロナウイルスに対する抗ウイルス性機能は消費者ニーズも高く、今までに多くの企業から評価試験の可否に関するお問い合わせをいただいていました。改めて、この機会にぜひニッセンケンへの試験依頼をご検討ください。

■試験対象
繊維製品、プラスチックなどの非多孔質製品、液剤等。その他、様々な生活用品に対応できます。

■試験方法
JIS L1922 / ISO 18184に準じた方法、ISO 21702に準じた方法。なお、各種規格に基づく応用試験にも対応できますのでご相談ください。

ご希望の方は、ニッセンケン バイオケミカルグループ お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

■一般財団法人ニッセンケン品質評価センター バイオケミカル事業所 バイオケミカルグループ
住所:東京都葛飾区立石4-2-8 TEL:03-5875-7271 FAX:03-5875-6331

抗菌・抗ウイルス製品の市場動向とニッセンケンの試験対応について

オミクロン株の出現など、依然として新型コロナウイルス感染症の終息が見えない状況が続いています。
ご存じの通り、日本では昨年11月に「第5波」が終わったとされ、比較的安定した状況が続いていました。しかし今月に入り、従来の感染規模を超える「第6波」が押し寄せ、社会生活継続への不安が日々増しています。
このような状況下ニッセンケン・バイオケミカルグループは、衣食住に関わる様々な製品の抗菌・抗ウイルス試験を通じて、安全・安心な日常生活を支えるためのさらなる力になることができればと考えています。
本稿では、コロナ禍が始まって以降の抗菌・抗ウイルス製品の動向をお伝えするとともに、バイオケミカルグループが提供する試験対応について改めてお知らせします。

■抗菌・抗ウイルス製品の市場動向

株式会社富士経済が2020年11月に発表した「抗ウイルス素材の国内市場の調査結果」(PRESS RELEASE第20116号)では、新型コロナ感染症発生後の大きな市場変化について触れています。抗ウイルス素材を使用した製品の国内市場は、2019年に2,257億円だったものが2020年には3,375億円となり1年間で約1.5倍に増えています。
またリサーチステーション合同会社の「抗菌繊維の世界市場:抗菌剤別、用途別2026年予測」では、抗菌繊維の世界市場規模として2021年の107億ドルから2026年までには147億ドルまで増えると予測しています。
これら以外にも様々な調査がありますが、ほぼ共通しているのは、世界的なコロナ禍によって抗菌・抗ウイルス機能を持つ素材・製品への注目が確実に高まっていることです。とりわけ生活空間での感染リスクを抑えたいという共通心理が抗ウイルス製品のニーズにつながり、さらに全般的な衛生への欲求が強まることで抗菌機能も重視される傾向にあると言えます。

■認証制度への期待に応えるエビデンス確保の重要性

そのようなニーズが高まる中、抗菌・抗ウイルス効果の根拠となる「認証制度」に対する消費者の期待が大きいことは容易に想像できます。
一方で消費者庁は2021年2月「新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品等の表示に関する改善要請及び一般消費者等への注意喚起について」と題するリリースを発信し、景品表示法(優良誤認)の観点から問題があるとみた45事業者の42商品・役務に対し改善要請を行いました。
製品の信頼性確保の観点から、消費者の“この製品は本当に抗菌・抗ウイルス機能があるの?”という疑問に対して、企業はエビデンスで応えていくべきだと言えます。

■様々な製品分野に応用される抗菌・抗ウイルス機能

繊維製品の分野では「SEK(一般社団法人繊維評価技術協議会)、そして生活分野全般を広くカバーするものとして「SIAA(一般社団法人抗菌製品技術協議会)がよく知られています。
SIAAは広い意味での【素材】を対象としており、製品分野を挙げるときりがありません。例えばキッチンまわりやサニタリーを含めた住宅建材、家電・IT機器、文具から、電車の手すりや映画館のシートまで、人が触れるもの、人が集まるところで活躍しています。
抗菌性及び抗ウイルス性機能を持つ製品に付与できる各マークを紹介します。

SEKマーク
抗菌機能
抗菌防臭加工
抗菌防臭加工
制菌加工(一般用途)
制菌加工
(一般用途)
制菌加工(※特定用途)
制菌加工
(※特定用途)
SIAAマーク
抗菌機能
抗菌加工
抗菌加工
※特定用途は、医療機関、介護施設等が必要と認めて指定する業務用の繊維製品を対象として付与されます

SEKマーク
抗ウイルス機能
SEK 抗ウイルス加工
抗ウイルス加工
SIAAマーク
抗ウイルス機能
SIAA 抗ウイルス加工
抗ウイルス加工

また先般、抗菌製品技術協議会はBtoB、BtoC両方の用途でSIAAマークのPR動画を公開しました。
「機能加工とはなにか」、また「対象製品はどのようなものか」がイメージしやすい内容となっています。

■ニッセンケンが行う抗菌・抗ウイルス試験が認証取得申請のエビデンスとなります

SEK及びSIAA認証を取得するためには、当該製品の抗菌・抗ウイルス等の機能性を証明する試験データを各協議会に提出しなければなりません。ニッセンケンはこれらの試験を行う指定試験機関となっており、下記規格に基づく試験証明書が、申請時に必要なデータとして有効です。

対象規格番号試験名称
1細菌JIS L1902繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果
2ウイルスJIS L1922繊維製品の抗ウイルス性試験方法
3細菌JIS Z2801抗菌加工製品― 抗菌性試験方法・抗菌効果
4ウイルスISO 21702Measurement of antiviral activity on plastics and other non-porous surfaces

なお試験依頼者の要望に応じて、規格を応用した創作試験も行っています。各試験規格に定められた条件よりも厳しい環境下にしたり、逆に緩やかにしたりなど対応できます。
(※創作試験の結果は、SEK及びSIAA認証取得のためのデータとしては利用できません)

また、お問い合わせの多い2種類の抗菌試験の内容について下表で分かりやすく紹介します。

JIS L 1902=SEK認証取得申請時JIS Z 2801=SIAA認証取得申請時
適用範囲繊維製品プラスチック/金属などの非多孔質 表面
試験菌種例)黄色ぶどう球菌 肺炎かん菌 MRSA
*取得するマークの基準に従い選択します。
黄色ぶどう球菌 大腸菌
培養時間18~24時間24時間
培養温度37℃35℃
菌液の接種0.2mLをしみ込ませる0.4mLを表面にのせ、フィルムで均一に広げる

■信頼の製品を市場に供給するためにニッセンケンがサポートします

SEK及びSIAAでは抗菌・抗ウイルスの機能性の面だけではなく、その機能性を付与する加工剤の安全性についても注視しています。さらに、それらの機能性を商品で謳う場合、景品表示法等に抵触しないよう表示についても細かく指定しています。
これら認証取得について、トータルでサポートをできるのがニッセンケンです。
認証取得にあたっての疑問や本稿へのご質問等ございましたら、ぜひこちらよりお問い合わせください。お待ちしています。