肺炎マイコプラズマの抗菌性機能試験 受注開始
-秋冬の流行期に向けた衛生商品の品質評価に-

 ニッセンケンは、2025年8月26日(火)より、肺炎マイコプラズマ(Mycoplasmoides pneumoniae)を用いた抗菌性機能試験の受注を開始いたします。肺炎マイコプラズマに対する抗菌性機能を謳う商品はまだあまり流通しておらず、商品の付加価値として訴求できる可能性もあります。

肺炎マイコプラズマとは

 肺炎マイコプラズマは細菌の一種であり、感染することによって頑固な咳、発熱、倦怠感、頭痛などの症状を引き起こします。秋から冬にかけてのこれからの季節、患者数が増加し、厚生労働省によると全体のうち約80%が14歳以下の若年層であると報告されています。有効なワクチンは現時点では無く、手洗い、うがい、マスク着用など、身の回りの衛生管理による感染症対策が求められます。

Mycoplasmoides pneumoniae
コロニーの顕微鏡観察の様子

業界に先駆けた試験対応

 繊維業界では肺炎マイコプラズマを用いた試験に対応できる機関は少なく、以前から試験の要望をいただいていました。衛生商品や開発商品が肺炎マイコプラズマに対してどのような効果を持つか、試験をご希望の企業・団体様は、ぜひニッセンケンまでお声がけください。
 また、国内・国際規格を準用した試験をはじめ、お客様の要望に応じたアレンジ試験や試験設計のご相談も可能で す。皆さまからのご依頼・ご相談をお待ちしております。

試験概要

目的 肺炎マイコプラズマに対する菌の減少効果を評価
試験対象の例 ・ハンカチ、タオル、マスクなどの繊維製品 等 (JIS L 1922 準用)
・タイル、フィルム、日用品で用いるプラスチック製品 等 (ISO 21702 準用)
検体必要量 ・繊維製品     5 g 以上
・プラスチック製品 5×5 cm 角の試験片9 枚 (未加工品は12 枚必要)
納期 ご依頼から4~5 週間

本リリースに関するお問い合わせ先

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター ライフ アンド ヘルス事業本部 バイオケミカルグループ
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汗臭の原因菌「ミクロコッカス・ルテウス」への抗菌試験を開始 -インナー・タオル・靴下などの機能性確認に-

 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下 ニッセンケン、理事長:安藤 健)では、繊維製品に対する抗菌性試験の対象菌として、汗臭の原因菌として知られるMicrococcus luteus(ミクロコッカス・ルテウス)を新たに導入し、2025 年8 月4 日(月)より試験受託を開始します。

 長時間着用した衣類に残る不快なにおいは、細菌の繁殖が主な原因とされています。汗臭の原因菌として、これまで黄色ぶどう球菌を主な評価対象としてきましたが、本試験では新たにミクロコッカス・ルテウスに対する抗菌性も評価可能となります。たとえば、試験結果により「汗臭の原因菌に対して90%抑制」といったエビデンスが取得でき、製品開発や機能性訴求の裏付けデータとしてご活用いただけます。

汗臭の発生メカニズムと菌の特性

 近年、生活環境の変化や衛生意識の高まりにより、「におい」に対する関心が一層高まっています。特に夏季や運動時に発生しやすい“汗臭”は、皮脂や汗を栄養源とする細菌の増殖によって生じると考えられています。

 ミクロコッカス・ルテウスは、皮膚の常在菌として知られており、皮脂や汗と反応することで汗臭を発生させることが報告されています。洗濯後の衣類に残留するケースもあり、汗をかいた際に再び活性化してにおいを生じさせることから、汗臭の原因菌として注目を集めています。

 ニッセンケンでは、これまでにも生乾き臭の原因菌であるモラクセラ菌や汗臭の原因菌である黄色ぶどう球菌を用いた抗菌試験を実施してきましたが、今回の導入により、汗臭対策に特化した試験が可能になります。

試験概要

 本試験では、汗臭の原因菌に対する抗菌性を評価します。菌の増殖抑制を評価する試験であり、発生したにおいを減少させる効果(消臭効果)を評価するものではありません。

項目 内容
対象菌種 Micrococcus luteus(ミクロコッカス・ルテウス)
適用範囲 繊維製品全般(衣類、タオル、靴下、糸など)
必要試料量 5g
試験方法 JIS L 1902:2015 繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果(一部試験条件変更)
納期目安 約3 週間(試験条件により変動)

抗菌・防臭・抗ウイルスなど多様な試験に対応

 ニッセンケン バイオケミカルグループでは、さまざまな素材の抗菌・抗ウイルス性等の機能性評価を実施しています。標準的なJIS・ISO規格試験に加え、実使用環境や製品用途にあわせたカスタマイズ試験など、ニーズに応じて柔軟に対応いたします。

■におい関連の細菌
 ・モラクセラ菌(生乾き臭の原因菌)
 ・ストレプトミセス・グリセウス(カビ臭の原因菌)
 ・コリネバクテリウム(ワキガのにおいの原因菌)
 ・黄色ぶどう球菌(汗臭の原因菌)
■抗菌・抗かび・抗ウイルス性試験
 ・JIS L 1902による抗菌性試験(黄色ぶどう球菌、肺炎桿菌 ほか)
 ・抗かび性試験(クロカビ、白癬菌、皮膚感染由来菌への対応)
 ・抗ウイルス性試験(インフルエンザウイルス、ネコカリシウイルス など)
■消臭性試験
 ・アンモニア・酢酸・イソ吉草酸などのにおい成分の減少率を評価
 ・フェムテック向け消臭性試験(トリメチルアミン・ジメチルジスルフィドなどのにおい成分の減少率を
  評価)

 これらの試験は、市販製品の比較や素材選定時のスクリーニング、機能性加工の効果確認など、さまざまな目的でご活用いただけます。具体的な課題や条件がある場合も柔軟に対応いたしますので、是非ご相談ください。

■試験可能な微生物一例
・細菌、酵母
 黄色ぶどう球菌、肺炎桿菌、MRSA、大腸菌、緑膿菌、モラクセラ菌、大腸菌O-157、サルモネラ菌、
 メチロバクテリウム、表皮ぶどう球菌、カンジダ
・かび
 クロカビ、アオカビ、クロコウジカビ、白癬菌、好獣性菌
・ウイルス
 インフルエンザウイルス、ネコカリシウイルス、新型コロナウイルス

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試験内容やカスタマイズ条件についてのご相談も承っております。
詳細はバイオケミカルグループ特設サイトをご参照ください。

消臭試験 取り扱い臭気成分拡充のご案内
-生活臭から体臭・ペット臭まで、多様なにおい評価-

 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下 ニッセンケン、理事長:安藤 健)では、繊維製品から雑貨品まで、幅広い製品を対象に消臭試験を実施しています。このたび、生活空間や衣類、介護・ペット用品などで課題となる多様な臭気への対応を強化するため、新たに複数の臭気成分を試験対象として追加し、対応範囲を拡充しました。

対応可能な臭気成分一覧

カテゴリー 成分名 特徴
体臭 アリルメルカプタン ストレス臭、にんにく臭
ジメチルトリスルフィド ストレス臭、腐ったキャベツのようなにおい
ジアセチル オリモノ臭、ミドル脂臭、脂っぽい独特のにおい
プロピオン酸 刺激的な酸っぱい臭い、発酵臭
3-メチル-3-スルファニルヘキサン-1-オール ワキガ臭(硫黄臭)
3-ヒドロキシ-3-メチルヘキサン酸 ワキガ臭(スパイシー臭)
3-メチル-2-ヘキセン酸 ワキガ臭(脂肪酸臭)
イソ吉草酸アルデヒド(3-メチルブタナール) 足臭、むせるような甘酸っぱい焦げたにおい
生活臭 1-ノナナール 焼き肉後のイやなにおい
スカトール 排泄臭・糞臭
p-クレゾール 尿臭、介護施設等で問題視される尿臭の代表成分
ジメチルアミン 腐った魚のにおい
ペット 3-メルカプト-3-メチル -1-ブタノール 猫の排泄臭
酪酸 排泄臭(ペット臭)、腐敗臭
その他 2-メチルイソボルネオール カビ臭(水道水のカビ臭の原因物質)
ホルムアルデヒド ツンと鼻を刺すような刺激臭、シックハウス症候群の原因物質

上記に加え、SEK消臭加工マークの消臭試験や、フェムテック消臭試験も承っております。

体臭、生活臭からペット臭まで幅広く対応 臭気成分の提案も実施

 ニッセンケンでは、体臭、生活臭からペットに係る臭いまで幅広く取り揃えております。また、貴社製品の使用状況等に合わせて臭気成分をご提案することも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

■対象製品(一例):
消臭スプレー、衣類、ペットシーツ、シャワーカーテン、車内内装材、フィルター など

 なお、臭気とは異なりますが、青果物の追熟を促す植物ホルモンとして知られるエチレンガスについても、濃度の減少を測定する試験を実施しております。

※エチレンガスは、リンゴやバナナなどの青果物の追熟を促す植物ホルモンであり、食品の鮮度保持や保管環境において重要な役割を果たします。

オリジナル試験についても柔軟に対応します

 ニッセンケンでは、規格に基づく標準試験に加え、目的や製品特性に応じたオリジナル試験にも柔軟に対応しています。消臭性の評価でお困りの際は、ぜひニッセンケンまでお問い合わせください。

 ▶ SEK 消臭加工マークの消臭試験・フェムテック消臭試験に関する詳細資料(PDF ファイル)は、ニッセ
  ンケンコーポレートサイトのコンテンツ【資料ダウンロード】で提供しています。
 ▶ バイオケミカルグループ特設サイトでは様々な情報を発信しています。ぜひご覧ください。

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ウエットワイパー類の除菌性能試験に関するJIS が新たに制定  - JIS S 3303 に準拠した試験対応を開始 -

 2025 年5 月、「JIS S 3303 ウエットワイパー類の除菌性能試験方法及び除菌効果」が新たに制定されました。一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下、ニッセンケン)では、ウエットワイパー類の除菌分野においては、これまで一般社団法人日本衛生材料工業連合会の自主基準に基づいた試験を中心に提供してまいりましたが、今後は本JIS 規格に準拠した試験の提供も可能となります。

JIS 制定による意義と今後の展望

 新型コロナウイルスの流行以降、「除菌」機能を謳う製品の需要は大きく増加しています。今回のJIS 制定により、公的に標準化された試験方法に基づき、一定の性能基準を満たした製品の製造・販売が促進されることが期待されます。これにより、消費者にとって、より信頼性の高い製品選択が可能となり、安心・安全の向上に繋がると考えられます。

JIS S 3303 試験概要

項目 内容
適用範囲 非多孔質表面(プラスチック製品・セラミックス製品・金属製品など)への除菌を目的とした
ウエットワイパー類に適用
例)ウエットティッシュ、紙おしぼりなど
※医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器は対象外
試験方法 ① ステンレス板に試験菌を塗布・乾燥後、試料を装着した拭き取り装置でステンレス板の表面
 を拭き取る
② 拭き取り後、5 分間放置し、ステンレス板上の残存生菌数を測定
③ 対照試料との比較により除菌活性値を算出
除菌効果 除菌活性値が2.0 以上であること
 R=A-B
 R: 除菌活性値
 A: 対照試料で3 回試験した結果の生菌数(Nc)の常用対数値の平均値
 B: 試験試料で3 回試験した結果の生菌数(Nd)の常用対数値の平均値

その他の機能性試験について

 ニッセンケンでは、JIS S 3303 をはじめとするJIS・ISO 準拠の各種試験や、SEK マーク・SIAA マーク取得に対応した評価試験など、多様な機能性評価を行っています。抗菌・抗ウイルス・防臭・防カビなど、製品特性に応じた試験提案が可能です。詳細はバイオケミカルグループの特設サイトをご参照ください。

ニッセンケン バイオケミカルグループ 特設サイト https://biochemical.nissenken.jp/

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防かび性試験に画像付き報告書を導入! - 試験結果の「見える化」で商品の訴求力向上 -

 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下、ニッセンケン)は、かび抵抗性試験/防かび性試験(JIS Z 2911)において、試験結果の画像を併せて報告する新サービスを導入しました。この画像を有効にご活用いただくことで、防かび加工が施された各種商品の訴求力向上につなげることができます。

“わかりにくい評価結果” から
ニッセンケンの試験で “見て分かる評価結果”

 防かび性試験は、試験試料表面上に接種したかびの発育具合を目視で評価し、3段階あるいは8段階で結果を示す試験です。しかし、従来の報告書では数値のみの記載となり、どの程度かびが発育しているのかが直感的に分かりにくいという課題があり、ご依頼者からも「評価結果がわかりにくい」「社内外への説明が難しい」といった声が寄せられています。
 そこで、ニッセンケンでは試験結果とともに試験片の写真を提供するサービスを開始しました。防かび効果やかびの発育状況が非常に分かりやすくなりますので、防かび性能の信頼性や訴求力の向上にご利用ください。

画像サービス有効活用のメリット

▷ 開発製品の性能を「見える化」できるエビデンスとして活用可能
▷ 営業資料やカタログ、展示会での訴求力が向上
▷ 取引先や消費者への信頼性アピールが容易に
▷ 既存製品の機能確認や差別化材料としても有効

コーポレートサイトで「かび抵抗性試験方法 JIS Z 2911」の資料を公開
しました

 ニッセンケン コーポレートサイトのコンテンツ《資料ダウンロード》では新たに「かび抵抗性試験方法 JIS Z 2911」を公開しました。かび抵抗性試験方法の詳細を紹介していますので、ぜひご覧ください。
※資料ダウンロード▶ https://nissenken.or.jp/order/download/

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かび抵抗性試験方法【JIS Z 2911】の詳細な試験情報を公開しました

シリーズで公開している情報発信のコンテンツ「試験の詳細情報」で、本日新たに1規格の試験についてアップしました。今回は【JIS Z 2911 かび抵抗性試験方法】についてです。この規格は,特にかび抵抗性を必要とする工業製品や工業材料のかびに対する抵抗性の試験方法で、計測機器、木竹製品、ガラス製品、繊維製品、塗料、皮革、プラスチック製品と幅広い素材を対象としています。SIAA認証を取得する際の試験データとして利用できます。試験の目的や試験方法、Q&Aについて詳細をまとめていますので、ぜひご活用ください。
>> 資料ダウンロードはこちらから

好獣性菌を利用した【抗かび性試験JIS L 1921】を運用開始

ペットの健康保護のため “より衛生にこだわった製品” を!
― ご依頼・ご質問はニッセンケンまで お気軽にお問合せください ―

犬・猫の皮膚糸状菌としてMicrosporum canis(好獣性菌)は代表的な原因菌種で、感染症全体で見ると、犬が約70%、猫が約99%を占めると言われています。家族同様の大事なペットにとって、厄介な菌種であることは間違いありません。一般財団法人ニッセンケン品質評価センターでは、ペットに“より快適な製品”をお届けできるように、好獣性菌を利用して繊維製品の抗かび性の評価試験を開始しました。試験対象となる繊維製品はペット用の服・マット・おもちゃ・寝具等多岐にわたります。各種お問い合わせを受け付けていますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

【好獣菌とは】

 Microsporum canis は動物における真菌症の原因菌(好獣性菌)であり、日常生活の中に存在します。特にまだ幼かったり、高齢だったり、環境の要因で免疫力が低下してしまった犬・猫は感染しやすい傾向にあります。皮膚糸状菌に感染した場合、毛や皮膚の表面に発症します(右写真=猫の耳部、引用:なんよう動物病院 ウェブサイト)。

 治療方法としては、内服薬として抗真菌薬を、そして抗菌作用のある薬用シャンプーを使用し、陰性となるまでしっかりと対処されます。また皮膚糸状菌の感染性が強いため、生活環境中の抜けた毛を徹底的に除去し、寝具や家具等を洗浄や消毒することが重要です。

【好獣菌に関する抗かび性試験の概要】

【ニッセンケンは様々な抗かび性試験を実施しています!】

 ニッセンケンでは、微生物に関する様々な規格に対応した試験を行っています。
 今回ご案内した、好獣性菌を利用してペット用繊維製品の抗かび効果を評価することだけではなく、ペットに関連した様々な製品、プラスチック、ガラス、木竹、また屋内や屋外で使用する繊維製品や、シャンプー、クリームなどの香粧品も試験対象です。JIS Z 2911 や他の規格に従ってカビ抵抗性の評価を実施しています。下表はその一例となります。
 どのようなことでも結構ですので、ご質問・ご不明な点等ございましたら、お気軽にご相談ください。

【抗かび性試験に関する各種情報を提供しています】

 JIS L 1921に関するより詳細な資料(PDFファイル/13ページ)は、ニッセンケンコーポレートサイトのコンテンツ【資料ダウンロード】で提供しています。こちらから、ダウンロードをしてください。
 また、バイオケミカルグループ特設サイトでは、微生物試験に関する様々な情報を発信しています。ぜひご覧ください。

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「特定タンパク質低減加工 SEKマーク」の認証試験を本日より受託開始

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下、ニッセンケン)は、新たなSEKマーク※)「特定タンパク質低減加工マーク」の2025年4月1日運用開始に先立ち、本日より認証に必要な試験の受託を開始し、企業の早期の認証取得を支援いたします。 このマークの新設により、花粉やダニ由来の特定タンパク質を低減する加工を施した繊維製品の機能性と安全性が明確に示されることとなり、機能が確保された認証製品のさらなる普及が期待されます。また消費者にとっても、より安心して製品を選べるようになります。

※)SEKマークとは:
  一般社団法人繊維評価技術協議会(JETEC)が提供する機能性繊維製品の認証マークであり、抗菌
  防臭加工、抗ウイルス加工などの高機能性繊維製品に対して、機能性および安全性を第三者試験機
  関の試験結果をもとに、第三者委員会が評価し、製品認証を行う制度。ニッセンケンはSEKマーク
  の指定試験機関として、これまで多くの認証試験を実施してまいりました。

■ 認証制度新設の背景

 厚生労働省の調査によると、日本人の2人に1人が何らかのアレルギー症状を罹患しているとも言われており、スギ花粉やダニのフン・死骸、ハウスダスト等によるアレルギー症状に悩む人が増加し、社会的な問題となっています。繊維業界では、新たな衛生加工技術を取り入れた製品開発が進むとともに市場が活発化していますが、同時に消費者は科学的根拠が示された製品を求めています。
 そうした中、新たに制定されたSEKマーク「特定タンパク質低減加工マーク」は、繊維製品が持つ特定タンパク質の低減機能を客観的に証明し、消費者と企業の双方に信頼性を提供します。

■ 認証の概要

 本認証は、花粉やダニ由来の特定タンパク質を低減する性能を評価し、一定基準を満たした繊維製品に対して付与されます。本認証を取得することで、その効果を客観的に証明でき、消費者の安心感向上や販売促進に活用できます。また、国際規格ISO 4333に基づく評価のため、海外市場においても競争力を発揮します。

■ 試験方法・評価基準について

 本認証の試験方法には、国際規格ISO 4333に基づき、繊維製品上の特定タンパク質を正確に測定する酵素免疫測定法(ELISA)が用いられます。これにより、製品の機能性が科学的に評価され、SEK認証によって国際基準に適合した品質を担保できることとなります。また基準値としては、花粉やダニ由来の特定タンパク質の低減化率「70%以上」となります。

■ ニッセンケンの認証対応

 ニッセンケンは、SEKマークの指定試験機関として、企業が、特定タンパク質低減加工マークをはじめとした各認証をスムーズに取得できるよう支援を行います。試験方法の詳細な説明やデータ提供、事前の技術相談など、メーカーのニーズに応じたサポート体制を整えていますので、下記までお気軽にご連絡ください。

本リリースに関するお問い合わせ先

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター
ライフ アンド ヘルス事業本部 バイオケミカル事業部
TEL: 03-5875-7271
E-mail:biochemical@nissenken.or.jp

もしくはウェブサイトのお問い合わせフォームからご連絡ください >> お問い合せフォーム

フェムテック市場の成長を背景に、品質向上をサポート
~女性特有の臭気悩みに応える消臭性能評価方法を提供~

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下、ニッセンケン)は、2022年から消臭加工剤メーカーの大和化学工業株式会社(以下、大和化学)と共同開発した「フェムテック向け消臭性試験」を提供しています。本試験は、加工品、未加工品のモニター調査を繰り返し行って得たデータから、ガス濃度などの諸条件を独自に設定し、官能評価と組み合わせた結果をもとに効果の基準値を定めました。ニッセンケンは、女性特有の臭気成分に焦点を当てた独自の評価方法で、成長が続くフェムテック市場における製品の信頼性向上をサポートします。

■ 引き続き注目される「フェムテック」

 新たな技術分野・商品分野として定着した感がある、フェムテック(FemTech)。女性(Female)特有の悩みに対応する技術(Technology)として、消費者の期待感は大きく、年5~10%ほどで市場が拡大していると言われています。そして、フェムテック商品の普及により、女性がより働きやすく、より学びやすく、今まで以上に活躍できる社会環境の実現に近づいたと言えます。
 また政府としても、内閣府による【女性版骨太の方針】の策定をはじめ、経済産業省の【フェムテック等サポートサービス実証事業】、また厚生労働省の【第3次健康日本21】における「女性の健康」の重点化など、引き続き政策面でのフェムテック支援を進めています。

■ 吸水性ショーツの評価方法開発に早い段階で取り組んだニッセンケン

 SDGsの進展を受け、ニッセンケンは2020年の早い段階から、フェムテックの一分野である吸水性ショーツの試験方法・評価方法の開発に、意識的に取り組んできました。
 製品としての評価のあり方があいまいで、試験方法も確立されていない中、大和化学と共同で評価方法の開発に取り組み、確立しました。

 本評価方法では、ガスクロマトグラフを使用して消臭性能(臭気成分の減少率)を測定します。大和化学で消臭加工を施した下着の着用モニターアンケートを実施し、機器分析による消臭性能と官能評価の比較を行った結果、経血やオリモノに含まれる様々な臭気成分のうち、対象臭気成分をトリメチルアミン、ジメチルジスルフィド、アセトイン、イソアミルアルコールの4つに絞り込み、消臭効果が期待できる基準を右表の通り定めました。

 この評価方法の確立により、経血やオリモノに含まれる特徴的な臭気成分に対して、人の感覚に頼る官能試験ではなく、機器分析法による消臭性能の測定が可能となりました。フェムテック製品の品質向上を目指す企業様におかれましては、ぜひ本試験をご活用いただき、製品の信頼性向上にお役立てください。

■ 試験方法-におい成分の減少度をGC(ガスクロマトグラフ)を使い測定

 消臭性試験では、一定の空間内に臭気成分(ガス)と試験生地を入れ、一定時間接触させた後に臭気成分の減少率をGCで測定します。この方法により、製品の消臭性能を科学的に評価します。


■ 吸水ショーツの性能評価や、有害物質に対する安全性検査なども全面サポート

 ニッセンケンは、大和化学との共同開発による「フェムテック向け消臭性試験」に加え、吸水ショーツの吸水量、漏れ防止機能、耐久性評価や、製品に含まれる有害物質の安全性検査など、多角的な品質評価サービスを提供しています。直接肌に触れる製品であるため、機能面だけでなく安全性に関しても確認することで、消費者が安心して使用できる製品づくりを支援します。
 また、企業様のニーズに応じて、評価項目を柔軟にカスタマイズすることも可能です。

 フェムテック市場が、継続的成長段階に入る中で、ニッセンケンは女性の生活の質向上を目指した技術開発を進めてまいります。本試験に関するご相談や詳細情報は、ぜひ以下の連絡先よりお気軽にお問い合わせください。

ご要望に応じたオリジナル試験もご提供できますので、まずはお問い合わせください!

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最寄りの各事業拠点にお気軽にお問い合わせください。お問い合わせフォームからもお受けしています。
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