FAQ

FAQ よくあるご質問

試験全般
Q1
試験をお願いしたいのですが、どの試験を選べばよいですか?
A1
弊センターでは、JIS規格やISO規格といった公定法と、依頼者と打ち合わせの上で条件を設定する試験で性能評価を実施しています。公定法には、適用範囲が定められており、例えば、JIS L1902は『繊維製品』の『抗菌性試験』となっています。
適応範囲に該当しないジャンルも多くございますので、どの試験を実施すればわからない場合はご相談ください。

 

試験全般
Q2
試料の大きさはどのくらい必要ですか?
A2
繊維や非繊維、実施する試験などによって異なります。主な試験の試料サイズについては「必要試料サイズ一覧」をご参照ください。

試験全般
Q3
報告書の見方が分かりません。
A3
実施する試験によって報告書の形式も異なります。詳しくは【報告書について】をご参照ください。

試験全般
Q4
接触時間の変更などのアレンジはできますか?
A4
ご相談いただければ、可能な限り対応させていただきます。

抗菌
Q5
試験菌は何を選択すればいいですか?
A5
適応する試験規格、訴求する効果や製品の使用用途、業界の考え方によって決定します。
例えば、繊維製品で『抗菌防臭』とする場合、最低限『黄色ぶどう球菌』に対するデータの取得が必要です。
また、プラスチック製品等では『抗菌』と訴求する場合、黄色ぶどう球菌、大腸菌のデータを取得することが一般的です。

抗ウイルス
Q6
ウイルスの試験をお願いする場合、どのウイルスで試験を実施しますか?また、どのウイルスを選べばよいですか?
A6
試験規格には、A型インフルエンザウイルスとネコカリシウイルスの2種類が規定されています。ネコカリシウイルスは、ノロウイルスの試験用の代替ウイルスになります。
これら2種はエンベロープと呼ばれる外膜を持っているかの差があり、抗ウイルス加工剤の効果を左右する要因の一つでもあります。
特に製品の使用用途、対象とするウイルスが明確であれば、片方のデータでも良いと思いますが、用途が不特定であれば両方の効果を確認されることをお勧めいたします。
*ただし、両者に効果が認められてもすべてのウイルスでの効果を保証するものではありませんのでご注意ください。

抗ウイルス
Q7
コロナウイルスでの試験は対応していますか?
A7
新型コロナウイルス(SARS CoV2)の試験を2022年4月20日より開始しました。

抗ウイルス
Q8
抗ウイルス性試験の予備試験とは何ですか?
A8
ウイルスの検出には、培養細胞を使った方法を用います。その際、試験検体の加工剤や夾雑物の影響で、培養細胞側に悪影響が出ると、正しくウイルスが検出できなくなります。
そのため、事前に正しくウイルスが検出できるかの確認試験を実施しています。

抗ウイルス
Q9
繊維の抗ウイルス性試験(JIS L 1922)には、活性値の計算方法に『Va-Vc』と『Vb-Vc』との2種類がありますが、その違いはなんですか?また、どっちを採用すればいいですか?
A9
抗ウイルス性の試験では、未加工試験片においても、経過時間によりウイルス量が自然と減少していきます。
『Va-Vc』は自然減少を含めて抗ウイルス効果と考えた場合の数値です。
一方で『Vb-Vc』は、自然減少を含めず未加工品加工品とを純粋に比較した際の抗ウイルス効果となります。
どちらが正しいというものではありませんが、繊維業界で広く認知されています『SEKマーク基準』では『Va-Vc』を採用しています。

繊維の試験規格 全般
Q10
洗濯処理後のデータを取得することが多いですがなぜですか?
A10
繊維製品の場合、洗濯可能な製品が多いですが、洗濯することによる負荷で抗菌効果が弱まっていく可能性があります。
そのため、洗濯処理の前後でしっかりと抗菌効果を確認しておくことをお勧めしております。洗濯回数は、販売者、納入先の考え方次第ですが、業界で認知されている『SEKマーク基準』を参考にされることが多いです。

繊維の試験規格 全般
Q11
オートクレーブ滅菌できない場合、どうすればよいですか?
A11
試験試料の雑菌を混入させないために、試験前に滅菌操作を行います。
ただし、高温での処理になるため試験体へ悪影響の恐れがある場合は都度ご相談ください。
滅菌ではありませんが、紫外線照射による殺菌で混入のリスクを抑える方法などで対応させていただく場合もあります。

FAQで解決しない場合は、お気軽にお問い合わせください。