抗ウイルス性試験 【JIS L 1922】【ISO 21702】の詳細な試験情報を公開しました

シリーズで公開している情報発信のコンテンツ「試験の詳細情報」で、本日新たに2規格をアップしました。今回は【JIS L 1922-繊維製品の抗ウイルス性試験方法】および【ISO 21702-プラスチック及びその他の非多孔質表面の抗ウイルス活性の測定】についてです。JIS L 1922は繊維製品の抗ウイルス効果を評価する試験方法で、SEKマーク取得の際のデータとして活用いただけます。また、ISO 21702はプラスチック製品・金属製品・セラミックス製品等の抗菌効果を評価する試験方法で、SIAAマーク取得の際のデータとして活用いただけます。試験の目的や試験方法、Q&Aについて概略をまとめた簡易版と、冊子としてまとめた詳細版の2種類をダウンロードすることができます。ご紹介した試験について、ご不明な点がありましたら、バイオケミカルグループまたはお近くの事業所までお問い合わせください。
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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス性能 評価試験を開始 / 繊維製品 プラスチック 液剤など 幅広く対応

 衣食住に関わる生活用品等の第三者評価を行う一般財団法人ニッセンケン品質評価センターは、2022年4月20日より新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス性能の評価試験を開始いたしましたので、お知らせいたします。

 2019年末より世界中で猛威を振るってきた新型コロナウイルスは、新たな変異株への移行を繰り返しています。今年1月にはWHO(世界保健機構)が「パンデミックの終息にはほど遠い」とする声明を発表し、現在も感染の広がりが続いています。

 この間、市場には『抗ウイルス性』を謳う数多くの製品が供給されてきましたが、評価の対象は主にインフルエンザウイルスやネコカリシウイルス等で、試験の際に取扱い上の危険がある新型コロナウイルスは、よりレベルの高い設備が必要となることから、評価ができる試験機関が限られている状況でした。

 この度、ニッセンケンでは医学系大学と連携し、新型コロナウイルスを特定しての抗ウイルス性を評価する試験が可能となりました。

 評価方法は現在主流となっている、繊維製品の【JIS L1922】【ISO 18184】、プラスチックなど非多孔質製品の【ISO 21702】に基づいた抗ウイルス試験規格に加えて、液剤での評価も可能です。

 新型コロナウイルスに対する抗ウイルス性機能は消費者ニーズも高く、今までに多くの企業から評価試験の可否に関するお問い合わせをいただいていました。改めて、この機会にぜひニッセンケンへの試験依頼をご検討ください。

■試験対象
繊維製品、プラスチックなどの非多孔質製品、液剤等。その他、様々な生活用品に対応できます。

■試験方法
JIS L1922 / ISO 18184に準じた方法、ISO 21702に準じた方法。なお、各種規格に基づく応用試験にも対応できますのでご相談ください。

ご希望の方は、ニッセンケン バイオケミカルグループ お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

■一般財団法人ニッセンケン品質評価センター バイオケミカル事業所 バイオケミカルグループ
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