人々が今まで経験をしたことが無い、コロナ禍。
社会生活の変容に伴い、わたしたちの意識や行動様式も大きく変化しています。
とりわけ、安全な生活環境であること、日々安心を感じられること、そして身体が健康であることが、生活のベースとして、より大事にされるようになったのではないでしょうか。
ニッセンケンが提供する抗菌・抗ウイルス等の生物試験は、生活者が様々なシーンで使用する製品が安全・安心であってほしい、有害なものであってほしくないという思いに寄り添うものです。
第三者評価機関として、バイオケミカル分野での新たな評価方法の開発を進めてまいります。
NEWS
消臭試験は繊維製品を対象とした消臭効果を評価する試験方法で、SEKマーク取得の際のデータとして活用いただけます。また、経血臭・オリモノ臭の消臭試験は、大和化学工業株式会社様と共同で開発した試験方法となります。昨今、フェムテック(Femtech=Female Technology))と呼ばれる分野がクローズアップされてお...
JIS L 1922は繊維製品の抗ウイルス効果を評価する試験方法で、SEKマーク取得の際のデータとして活用いただけます。また、ISO 21702はプラスチック製品・金属製品・セラミックス製品等の抗菌効果を評価する試験方法で、SIAAマーク取得の際のデータとして活用いただけます。資料をダウンロードすることができます。
今回は本年9月1日に受注を開始した【ISO 4333】についてです。ISO 4333は繊維製品上における花粉やダニなどに由来するタンパク質の減少度を測定する試験となります。試験の目的や試験方法、Q&Aについて概略をまとめた簡易版と、冊子としてまとめた詳細版の2種類をダウンロードすることができます。
バイオケミカルグループが主管している生物試験について、詳細な情報を発信する新コンテンツを開設しました。 試験の目的や試験方法、基準値、証明書の見方等についてPDF形式の冊子をダウンロードできます。今回は【JIS L 19...
一般財団法人ニッセンケン品質評価センターは、2022年9月1日より「ISO 4333:繊維製品上の花粉やダニ由来タンパク質等の減少度測定方法」試験の受注を開始いたします。 近年、日本国内においてスギなどの花粉・ダニの...
一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下、ニッセンケン)は大和化学工業株式会社(以下、大和化学)と共同で、女性特有のにおいに関する悩みの解決を目指し、経血・オリモノの臭気成分を対象とした繊維製品の消臭機能の評価方...
一般財団法人ニッセンケン品質評価センターは5月16日より、一般社団法人日本衛生材料工業連合会(日衛連)/日本清浄紙綿類工業会(日清工)が定める【ウェットワイパー類の除菌性能試験方法】による試験受注を開始しましたのでお知ら...
衣食住に関わる生活用品等の第三者評価を行う一般財団法人ニッセンケン品質評価センターは、2022年4月20日より新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス性能の評価試験を開始いたしました。ご希望の方は、ニッセンケン バイオケミカルグループ お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
オミクロン株の出現など、依然として新型コロナウイルス感染症の終息が見えない状況が続いています。 ご存じの通り、日本では昨年11月に「第5波」が終わったとされ、比較的安定した状況が続いていました。しかし今月に入り、従来の感...
試験の特徴
試験対象 …
繊維製品 プラスチック 金属
除菌製品 塗料/塗膜等の施工品
化粧品 化粧板 化粧シート等の内装材
フィルム シート
特に、コロナ禍に伴い、抗菌・抗ウイルスをはじめ、衛生に関わる製品は生活環境に多く取り入れられています。
微生物やにおいに関わる製品の性能評価について気になることがあれば、ぜひお問い合わせください。
主な業務 …
- 機能性加工の評価 : 抗菌性試験、抗かび/防かび性試験、抗ウイルス性試験、消臭試験
- 衛生確認 : 微生物の混入の検査(一般生菌数測定 / 微生物限度試験)
関係法令 …
機能性加工/業界認証基準 : SEKマーク認証 SIAAマーク認証
試験の詳細情報
試験の目的や試験方法、基準値、証明書の見方等に関する資料をダウンロードできます。ぜひご利用ください。
FAQ よくあるご質問
試験全般
Q1
試験をお願いしたいのですが、どの試験を選べばよいですか?
A1
弊センターでは、JIS規格やISO規格といった公定法と、依頼者と打ち合わせの上で条件を設定する試験で性能評価を実施しています。公定法には、適用範囲が定められており、例えば、JIS L1902は『繊維製品』の『抗菌性試験』となっています。
適応範囲に該当しないジャンルも多くございますので、どの試験を実施すればわからない場合はご相談ください。
試験全般
Q2
試料の大きさはどのくらい必要ですか?
A2繊維や非繊維、実施する試験などによって異なります。主な試験の試料サイズについては
「必要試料サイズ一覧」をご参照ください。
試験全般
Q3
報告書の見方が分かりません。
A3実施する試験によって報告書の形式も異なります。詳しくは
【報告書について】をご参照ください。
試験全般
Q4
接触時間の変更などのアレンジはできますか?
A4
ご相談いただければ、可能な限り対応させていただきます。
抗菌
Q5
試験菌は何を選択すればいいですか?
A5
適応する試験規格、訴求する効果や製品の使用用途、業界の考え方によって決定します。
例えば、繊維製品で『抗菌防臭』とする場合、最低限『黄色ぶどう球菌』に対するデータの取得が必要です。
また、プラスチック製品等では『抗菌』と訴求する場合、黄色ぶどう球菌、大腸菌のデータを取得することが一般的です。
抗ウイルス
Q6
ウイルスの試験をお願いする場合、どのウイルスで試験を実施しますか?また、どのウイルスを選べばよいですか?
A6
試験規格には、A型インフルエンザウイルスとネコカリシウイルスの2種類が規定されています。ネコカリシウイルスは、ノロウイルスの試験用の代替ウイルスになります。
これら2種はエンベロープと呼ばれる外膜を持っているかの差があり、抗ウイルス加工剤の効果を左右する要因の一つでもあります。
特に製品の使用用途、対象とするウイルスが明確であれば、片方のデータでも良いと思いますが、用途が不特定であれば両方の効果を確認されることをお勧めいたします。
*ただし、両者に効果が認められてもすべてのウイルスでの効果を保証するものではありませんのでご注意ください。
抗ウイルス
Q7
コロナウイルスでの試験は対応していますか?
A7
新型コロナウイルス(SARS CoV2)の試験を2022年4月20日より開始しました。
抗ウイルス
Q8
抗ウイルス性試験の予備試験とは何ですか?
A8
ウイルスの検出には、培養細胞を使った方法を用います。その際、試験検体の加工剤や夾雑物の影響で、培養細胞側に悪影響が出ると、正しくウイルスが検出できなくなります。
そのため、事前に正しくウイルスが検出できるかの確認試験を実施しています。
抗ウイルス
Q9
繊維の抗ウイルス性試験(JIS L 1922)には、活性値の計算方法に『Va-Vc』と『Vb-Vc』との2種類がありますが、その違いはなんですか?また、どっちを採用すればいいですか?
A9
抗ウイルス性の試験では、未加工試験片においても、経過時間によりウイルス量が自然と減少していきます。
『Va-Vc』は自然減少を含めて抗ウイルス効果と考えた場合の数値です。
一方で『Vb-Vc』は、自然減少を含めず未加工品加工品とを純粋に比較した際の抗ウイルス効果となります。
どちらが正しいというものではありませんが、繊維業界で広く認知されています『SEKマーク基準』では『Va-Vc』を採用しています。
繊維の試験規格 全般
Q10
洗濯処理後のデータを取得することが多いですがなぜですか?
A10
繊維製品の場合、洗濯可能な製品が多いですが、洗濯することによる負荷で抗菌効果が弱まっていく可能性があります。
そのため、洗濯処理の前後でしっかりと抗菌効果を確認しておくことをお勧めしております。洗濯回数は、販売者、納入先の考え方次第ですが、業界で認知されている『SEKマーク基準』を参考にされることが多いです。
繊維の試験規格 全般
Q11
オートクレーブ滅菌できない場合、どうすればよいですか?
A11
試験試料の雑菌を混入させないために、試験前に滅菌操作を行います。
ただし、高温での処理になるため試験体へ悪影響の恐れがある場合は都度ご相談ください。
滅菌ではありませんが、紫外線照射による殺菌で混入のリスクを抑える方法などで対応させていただく場合もあります。
試験のご依頼、ご質問等のお問い合わせ
所在地
〒124-0012
東京都葛飾区立石4-2-8
バイオケミカル事業部
お問い合わせフォーム
抗ウイルス・抗菌・消臭関連の試験に関するご質問・ご依頼から、関係法令に関するお問い合わせまで、様々な内容につきまして承ります。
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